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Googleの新プロジェクト開始か、「reCAPTCH」に「ストリートビュー」の画像が出てくるように


ロボットによる自動攻撃を防ぐと同時に膨大な人間を「人間スキャナ」にしてしまう面白いシステム「reCAPTCHA」。最近、トップ画像のように「ストリートビュー」からとったと思われる画像が表示されるようになりました。いったい何が起こっているのでしょうか。


これが「reCAPTCHA」。ロボットが自動で大量の書き込みができないように、人間でないと読めない文字や画像を見せて確認するという仕組みです。掲示板に書き込みをしたり、何かの申し込みをする時に見たことがある人も多いと思います。
What is reCAPTCHA?

reCAPTCHAはもともと、世界中のすべての本をスキャンしてデジタル化するプロジェクト「Google Books」を補助するため、Googleが買収した仕組み。スキャンしたテキストから読めなさそうな単語を切り出して、膨大な数のネットユーザーを「人間スキャナ」にするという面白いコンセプトのサービスです。

そんなreCAPTCHAにストリートビューで撮影された番地の画像が出てくるようになったそうです。トップ画像はGoogleの広告システム「AdWords」のキーワード検索画面ですが。他にも様々な画像が以下のサイトで報告されています。
Something interesting I’ve noticed recently with reCaptcha

GoogleはTechCrunchの取材に対し「Googleマップの精度向上のため」と回答しています。道路上の標識や看板も対象としているそうですが、ちょっと不気味な話です。

ソース:Google Now Using ReCAPTCHA To Decode Street View Addresses | TechCrunch

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