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天才・モーツァルトが10歳で作曲した未発表ピアノ曲の初演動画


新曲、といっても200年以上前に作曲されたと思うとなかなか不思議ですが、大作曲家・モーツァルトが10歳のころに作曲したと思われるピアノ曲が発見され、古楽器を専門とするピアニスト、フロリアン・ビルサックによって世界で初めて演奏されました。


この曲は最近発見されたモーツァルトの父、レオポルドのノートに記されていたもの。1767年か1768年に作曲されたもの。ノートの表題が「ウォルフガング・モーツァルトのために」とあり、おそらく父が息子の演奏を書き取ったものではないかと考えられています。

演奏には、現代のピアノではなくモーツァルト自身が使っていた「フォルテピアノ」が使われ、まさに当時の音がよみがえります。

WORLD PREMIERE: New piano piece by W.A. Mozart – Allegro Molto in C Major: Florian Birsak – YouTube

細かい音が多すぎたり、フレーズとフレーズのつながりが流ちょうでなかったりといかにも荒削りな曲ですが、まさしくモーツァルトらしい快活・軽快で明るい作風。後の作品にもよく聞かれる旋律がちらほら見え隠れするのも面白いです。

「神童」と言われていたモーツァルトですが、こんなにも若いころから天才っぷりを発揮していたとは驚きです。

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