元祖ディストピア、オーウェルの「1984年」がハリウッドでリメイクへ
「国家による独裁と自由」で語られるありとあらゆる物語に影響を与えているといっても言い過ぎではないジョージ・オーウェルの小説「1984年」。何度か映画にもなっていますが、現在ハリウッドでのリメイクが進行しているそうです。
ジョージ・オーウェルの小説「1984」は、プロパガンダに密告、洗脳とあらゆる個性を否定し、すべてをコントロールしようとする狂った全体主義国家での物語。ナチスやソ連の独裁をモデルとして書かれたものですが、1948年のものとは思えないほどの先見性に富み、今なお多くの分野ですさまじい影響力を持ちます。
製作するのは、バラク・オバマ大統領の「HOPE」ポスター制作で知られるシェパード・ファイリーとイマジン・エンターテイメント(カウボーイ & エイリアンなど)、LBIエンタテイメント(幸せへのキセキなど)のチーム。ファイリーとイマジン社は「1984年」の映画化権の調査中、LBI社も映画化を検討していることを知り、合同製作に至りました。
現在は実際のキャスティングや撮影の前の脚本化の段階にあるとのこと。
小説「1984」を元ネタにした映像や小説はたくさんありますが、その中でも最も有名なのがアップルコンピューターの初代「マッキントッシュ」のコマーシャル。当時の巨人・IBMをすべてをコントロールしようとするビッグ・ブラザーに見立てて、その支配を打ち砕く……というイメージで作られました。監督はリドリー・スコットとスタッフもかなり豪華です。
1984 Apple’s Macintosh Commercial – YouTube
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