科学と技術

不気味な速さ、DARPA謹製チーター型ロボットが走行速度の世界記録を達成


「悪魔の四本足ロボ」こと「ビッグドッグ」からさらに機動性を高めるべく、アメリカ国防高等研究計画局DARPAが進めている「M3計画」。世界記録となる時速18マイル(約28km)でトレッドミルの上を走ります。


「M3計画」は、現在のロボット開発プロセスをより加速するための設計手法やデザインツール、製造技術などを創造するというのがコンセプト。軍隊では多種多様な仕事があり、それらに合わせてたくさんの種類のロボットを開発する必要がありますが、M3計画によって期間の短縮・コストの低減が見込まれています。

というわけで成果物がこちら。「チーター」が愛称らしい。
DARPA Cheetah Sets Speed Record for Legged Robots – YouTube

実際は関節を駆動する油圧ポンプを回すのにガソリンエンジンを搭載する必要があるため、時速28kmはあくまでも参考記録。とはいえ険しい山地など車両が入れないようなところでも活動できる多脚ロボットがまた一歩進化したといえる出来事でした。

ちなみにこちらは上の動画を逆再生させたものなのですが……こっちのほうが関節の向きが正しいように見えます。
REVERSED: DARPA Cheetah Sets Speed Record for Legged Robots. На обратной скорости – YouTube

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