ほぼ格闘技、殴る蹴るなんでもありのフルコンタクトな球技「カルチョ・フィオレンティーノ」
どんなに過激に見えるスポーツでもある一線を超えないようにルールが決められているもの。その「一線」にギリギリまで近づいたのがこの「カルチョ・フィオレンティーノ(フィレンツェ式キックゲーム)」ではないでしょうか。「不意打ち」「頭への蹴り」以外の反則が一切ないばかりか、ボールを持っていない相手との格闘もOKという超過激なルールになっています。
「カルチェ・フィオレンティーノ」の競技場。こんな風に砂を敷き詰めた四角の広場で行われます。1チーム27人制で、互いのゴールである対辺の上をボールが通過すれば得点。
16世紀ごろに始まったといわれており、当時参加できたのは貴族のみ。イタリア全土で行われていたようで、ヴァチカンでは時の法王も参加していたという人気っぷりだったようです。現在はフィレンチェで年1回、6月に行われています。
ボールは投げても蹴っても持って走ってもOK。とにかく相手のゴールである競技場の端の1辺を超えればゴールとなります。
その他の反則は特になし。他のスポーツではほぼタブーな頭突きや拳・ヒジでの打撃、首絞めまでが「合法」です。
どう見ても乱闘ですがインゲーム。ボールを持ってない相手と格闘してもOKです。
ゲームは1セット50分。プレー中ですが、座り込んで休憩する姿もちらほら見かけます。
動画は以下から。プレー中なのかただの乱闘なのか本当に見分けがつきません。
Calcio Storico Fiorentino 2011 Finale Azzurri Santa Croce contro Bianchi Santo Spirito.wmv – YouTube
こちらは古い映像も交えたドキュメンタリーです。
Calcio Storico Fiorentino – YouTube
ソース:Calcio Fiorentino – Wikipedia, the free encyclopedia
Calcio Fiorentino – Wikipedia, the free encyclopedia
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