中国の若者の生の主張をとらえたマルチメディア写真集「iSpeak China」
人口約13億人で世界1位、国内総生産は約460兆円で世界第2位という超巨大国家に成長した中国。毎日色々なニュースが流されますが、私たちは意外なほど彼らの生の意見を知らないように思います。「iSpeak China」は、そんな疑問に対する答となるもの。中国各地の若者達が自ら綴った声が収められています
この「iSpeak China」はナショナル・ジオグラフィックやファイナンシャル・タイムズなどの一流紙に写真を提供する報道カメラマン、アドリアン・フィスクによるマルチメディア写真集。中国を1万2500kmも移動しながら各地方の若者の声を撮影し続けました。
「心配事があります。中国の女の子は即物的になってきて、彼女は持ち家がない僕とは結婚してくれないでしょう。僕の両親も助けてはくれないでしょう。だから僕は給料の高い、いい仕事に就きたいです。それが僕の望みです」
「大人の目から見れば僕は悪いヤツかもしれないけど、ほんとはとても従順なんだ」
「テレビを見ると色々なアイディアが浮かぶけど、どうやったら実現できるか分からないんだ」
「中国は強く、現代的な国家であることがオリンピックで証明された」
「大きな街にいくと、まるで自分が何も知らないみたいな気持ちになる」
「村を出て街に住むようになると、故郷に帰りたくなくなります」
「なんでもっと田舎のほうに工場を作ってくれないのか?出稼ぎ労働者にはなりたくない」
「今こそ立ち上がり、自分がなりたい自分になるべきだ!」
「若い人の中には中国や世界の進歩を省みず、他人や問題を無視して、自分のことばかり心配してる人もいる」
「中国の天気は嫌い」
「人を救いたいと思う」
「街の人はスピードを落とすべき、田舎の人はスピードを上げるべき」
「中国の経済はこれからも発展すると思う」
「夫と出稼ぎ労働者になって、もっと働いて私たちと両親は幸せになりたい」字が書けないので白紙となっています。
「自分の道をゆきたい、他の誰かにあれこれ指図されたくない」
「ここに住むのはイライラする!」
「いつの日か、チベット・ラサのポタラ宮に巡礼するのが夢です」
「妹がいればいいのに!」
「なんで結婚しなきゃいけないの?」
「子どもはいらない!」
「エイリアンとかUFOとか超自然的なミステリアスな現象を見てみたい」
「メディアを見て中国のことを判断しないで欲しい。本当の中国は新聞には載っていない」
「東洋と西洋の間には大きな文化の違いがある。私たちにああしろこうしろと言わないで欲しい」
「違う文化を持った人と交流したい」
「好きなことをして生きよう。明日死ぬかもしれないのだから」
「国中を一人旅して楽しんでいます」
「私たちは失われた世代。世界のことに困惑してる」
「死ぬ前に団結した中国が見たい。国民どうし、他の国どうしで団結したところを見たい」
「馬なくして我なし」
他にも沢山の若者の声が作者のサイトで公開されています。
ソース:Adrian Fisk
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