遺体を食べて育つ「キノコスーツ」や「遺灰入り弾丸」など未来の埋葬いろいろ
以前、遺体をフリーズドライ加工して粉末にしたあと遠心分離器で金歯などをよりわけ環境負荷を減らす「ターミネーター方式」の埋葬についてお知らせしましたが、他にもなかなかユニークな方法が登場しつつあるようです。
キリスト教圏では死者は「最後の審判」の日に復活することになっているため、パーツが散逸しない土葬が好まれています。しかし埋葬に棺桶分のスペースが必要なことや、衣服や人体に含まれる化学物質による環境への負荷が近年問題になりつつあります。
このキノコスーツは、科学者でありビジュアルアーティストでもあるJae Rhim Leeが考案したもの。菌類のもつ土壌浄化作用に注目したもので、このスーツにシイタケやシメジなどの株が植え付けてあるそう。
埋葬、といっても埋めてしまうと菌が呼吸できなくなるので、浅くくぼみを作ってそこに遺体を安置する感じになります。遺体を見せないようにする工夫は何かしら必要でしょうが、自然と一体になりたいという望みにマッチした方法です。
さて、こちらはやや予想を超えた部分があるのですが……遺灰を詰めた弾丸を作ってくれるサービス「HOLY SMOKE」です。元警察官2人が立ち上げたサービスで、きっかけは「死んだら七面鳥撃ちの弾になってぶっ飛んでいきたいもんだなぁ」という会話だったということで、遺灰を海や山に撒く普通の散骨では満足できない人向けの商品です。
各種口径の散弾250発分で1250ドル(約9万7千円)制作には約450グラムの遺灰が必要です。ライフルやピストル弾も100発1250ドルで販売中。灰を固めて弾丸にするのではなく単に詰めるだけなので、撃つと煙のようになると思われます。
火葬については静かなブームがきているようですがキノコとか散弾とかよく思いつくものです。ゾンビ・パンデミックに対する恐怖が何か関係があるのか、興味は尽きないところですね。
ソース:Mushroom Death Suit « The Infinity Burial Project
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