CG人間の「不気味の谷」を飛び越える「表情キャプチャー」
CGで描かれた人間は、リアルになればなるほどほんのわずかなアラがものすごく強調され逆に不自然になってしまう「不気味の谷」現象がつきまといます。それをなんとかしてしまったのがトップ画像の男性。すごい技術です。
そう、トップ画像の男性はCG。しかし、顔の筋肉の動きのリアルさがすごい。
このように俳優の顔にマーカーをはりつけて撮影するわけですね。
このマーカーの位置だけをとりだすとこの通り。
これに合わせて筋肉のメッシュを作り込み、リアルな表情を再現しています。
動画はこちらから。
YouTube – JaniHeadTech_v08
映画やゲーム制作の現場ではコンピューターグラフィックスのキャラクターに「動き」だけを提供する「モーションアクター」と呼ばれる人達が活躍していますが、今後はこうした「表情アクター」も増えるのかも。体の動きと顔をそれぞれ別の人が演じる映画というのも面白そうですね。
表情といえばちょっと前に話題になったのがImage Metrics社の開発した「Faceware」。この動画は実際の女優の顔にFacewareで作られた顔をかぶせたデモ。体の動きがリアルなので表情の不自然さをカバーできています。
YouTube – Meet Emily – Image Metrics Tech Demo (HQ)
モーションキャプチャーといえばこれ。俳優の関節に白いピンポン玉のようなマーカーを装着し、特殊なカメラで撮影してマーカーの動きだけを検出し、骨組みを作り出すもの。最近の3Dゲームではもはや必須の技術となっています。
YouTube – Making of Motion Capture – Final Fantasy: The Spirits Within
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