ホンダ、新型ロードスポーツバイク「CBR250R」を発表、細かい仕様やカラーバリエーションなどまとめ
売り上げ不振とされているバイク業界にあって、2008年から発売されているカワサキ・ニンジャ250Rの大成功が人気に火をつけた「軽二輪(125cc~250cc)」クラスのスポーツバイク。いよいよホンダもこのクラスに参戦です。本日、タイホンダ生産の戦略モデルとして正式に「CBR250R」が発表されましたので、カラバリやプロモムービー、仕様などあるだけ集めてみました。
CBR250Rは、もともとホンダから1987年~1989年の間発売されていたスポーツモデルですが今回のものはまったくの新機種。タイホンダによって生産されるグローバル戦略機種で、日本国内におけるCBR250Rの発売は、2011年春を予定しているそうです。間違いなく東京・大阪のモーターサイクルショーで見ることができますね。
これがCBR250R(タイ仕様)。ネットで流れていた黄色ベースの画像と違って、VFR1200Fっぽいカラーリングで発表されました。
トラス構造のダイヤモンドフレームに、250ccクラスのロードスポーツモデルとしては世界初となる、コンバインドABSをタイプ設定。
カラーバリエーションは、いまのところこんな感じになるようです(いずれもタイ仕様)。
オフィシャルに発表されている以外に、こんなカラーリングバリエーションもあるかもしれません。
オフィシャルの赤はVFRっぽいですが、このトリコロールはCBRっぽいですね。
エンジンは新開発のもの。
フロント周り。
リア
アナログタコメーターにLCDスピードメーター。レッドゾーンは10500回転から。
カウルに隠れていますが、フレームはトラス構造のダイヤモンド型
さすがにタンデムはちょっと窮屈な感じでしょうか。タンデム需要の多いASEAN諸国に合わせたプロモーション写真といえそうです。
公式のムービーはこちらから。画像をクリックで再生されます。
こちらが以前から流れていた画像。マフラーやカウルの形状が違います。正直このまんま発売されたらどうしよう……と思っていました。
色々な情報を総合すると、スペックは以下の通り。タイヤサイズはVTR250と同じ数値になっています。
車名・形式:ホンダ MC41
全長(m):2.035
全幅(m):0.72
全高(m):1.125
軸距(m):1.370
最低地上高(m):0.145
シート高(m):0.780
エンジン形式:CS250RE
エンジン種類:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm3):249cc
内径×行程(mm):76.0×55.0
圧縮比:10.7
最高出力:19.42kw(26.4ps) / 8500rpm
最大トルク:22.9Nm / 7000rpm
燃料供給装置型式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
燃料タンク容量(ℓ):13
クラッチ形式:湿式多板コイル・スプリング式
変速機形式:常時噛合式6段リターン
変速比1速:3.333
変速比2速:2.118
変速比3速:1.571
変速比4速:1.304
変速比5速:1.115
変速比6速:0.963
タイヤ(前):110/70-17M/C
タイヤ(後):140/70-17M/C
ブレーキ形式:油圧式ディスク(編注:前後とも)
懸架方式(前):テレスコピック式
懸架方式(後):スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式:ダイヤモンド小忍者新對手>>New Honda CBR250R – 檔車研究室 – 小老婆汽機車資訊網 , 與愛車人一起成長的地方 – Jorsindo Motor Club
250ccの単気筒スポーツといえばホンダではGB250クラブマン、スズキ・グース250など高回転エンジンがウリの「名車」が多かったように思います。CBR250Rが新時代のベストセラーになれるかどうか楽しみです。
ソース:Honda アジアを生産拠点とした新型ロードスポーツモデル「CBR250R」を発表
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