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ワールドカップの予想師「タコのパウル」逝く、2世は既に待機中


2010年のサッカーワールドカップ南アフリカ大会において、決勝戦8試合の試合結果を100%当てるという奇跡を成し遂げ、当時最も有名な軟体生物だったマダコのパウル。いまいち彩りの少なかった今回のワールドカップを大いに盛り上げ、ある意味今回のMVPとも言える存在ですが本日飼われていたドイツの水族館で死亡したそうです。

予言の科学的根拠など議論も呼んだ彼の生涯や、関係者のコメントなど現在の様子をまとめてみました。


現地時間10月26日火曜日の朝、オーバーハウゼン水族館のスタッフがパウルの死亡を確認しました。自然死だったそうです。タコのパウルの年齢ははっきりとしませんが、一説には2008年イギリス生まれ。タコの平均寿命は約3年なのでほぼ天寿を全うしたといえます。

タコのパウルがどのようにしてその予想を的中させていたのかは未だ不明のまま。以前取り上げたように「単純にタコの注意をひく黄色の割合が多い国旗を選んだのでは?」「ストライプが好きだからストライプの国旗を選んだ」など様々な意見があります。

今回のワールドカップでは、例年と比較して地味な試合が多かったため、パウルの予想の確かさは相対的に注目を集めたのは事実。その人気はすさまじく、例えば北部スペインのカルバリノでは街のフードフェスティバルのマスコットとして、3万ユーロで「移籍」を求めたほどでした。

オーバーハウゼン水族館は、パウルが最も元気だったころの映像を上映するなどパウルを記念した展示を制作し、彼の死を悼むほかグッズの売り上げを海洋生物保護団体などに寄付することを発表しました。また「パウル2世」も現在訓練中とのこと。

ドイツ・シュピーゲル紙は「頭突きで世間を騒がせたジダンや『神の手』のマラドーナがそうだったように、パウルがいなければ、今回のワールドカップはこれほど盛り上がり、記憶に残るものとはならなかっただろう」とコメントしています。

ソース:Death of an Oracle: Rest in Peace, Paul the Octopus – SPIEGEL ONLINE – News – International

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