科学と技術

ドコモ回線で利用できる「SIMフリー版 iPhone 4」などのスマートフォン本体と日本通信のSIMカードがセット販売へ


今年の9月より、NTTドコモの回線網でSIMフリー版iPhone 4が利用できるようになるサービス「talking b-microSIM プラチナサービス」が日本通信より提供が開始されていますが、ユーザーが自らiPhone本体とSIMを手配し各種設定を行わないといけないのが不便な点でした。

そこで今回iPhone 4を含めたSIMフリーモデルのスマートフォン本体とセット販売を行う代理店網を構築、その第1号となる企業と契約を締結したと発表しました。ドコモ回線で手軽にiPhoneを使ってみたいというユーザーには嬉しいニュースです。


ニュースリリースによると、日本通信は、iPhone4を始めとしたSIMフリー端末と日本通信のSIMサービス「talkingSIM」をセット販売する代理店網の構築を決定、第1号として東京周辺に携帯ショップ28店舗を運営する株式会社トップワイジャパンと代理店契約を締結しました。

これによって、これまでスマートフォン端末と日本通信のSIMを別々に購入しなければならなかった手間が省けるようになり、他の携帯キャリアの場合と同じように本体とSIMを同時に購入できるようになります。

日本通信は今回の決定に関して2つのメリットがあるとしています。

■メリットその1:従来のプリペイド一括支払い方式だけでなく月ごと支払いを用いたサービスを強化できる

現在「b-mobileSIM U300」などデータ通信サービスで日本通信が採用しているプリペイド型の販売施策では最初にまとまった額を支払う必要があるため、手を出しにくい状態になっていたが、毎月利用料を支払っていく一般的な方法のサービスも開始・強化していくことができる。

■メリットその2:海外製SIMフリー端末の日本流入の橋渡しになる

SIMフリー製品をSIMとともに販売する代理店網ができることで、海外メーカーや携帯端末流通企業が様々なSIMフリー端末を日本市場に投入しやすくなり、ユーザーの選択肢が増える

なお、今回の施策の導入にあたり、日本通信の代表取締役社長 三田聖二氏は次のようにコメントしています。

「来春のSIMロック解除を控え、日本のメーカーは、現状だと今のままと変わらないのではないかと危惧されています。即ち、携帯キャリアに全面的に販売を依存した仕組みです。SIMフリー時代に中心的役割を期待されている併売ショップにおいて、自社ブランド製品を、自社販売網で販売する道を新たに拓くことで、SIMフリー社会の実現を推進していきます。」

日本通信は既に、モバイル機器の通信販売サイト「eXpansys」とiPhone販売で提携していますが、実際に店頭で見て買えるのは便利かも。現在手に入るSIMフリー版iPhoneは約8万円程度とやや高価なのですが、今後の本体価格の設定次第ではソフトバンクに大きな打撃を与えそうですね。

ソース:日本通信、SIMフリー携帯端末向けSIM製品の販売網を構築へ|日本通信株式会社

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