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新型コロナの影響で非合法アメリカ横断レース「キャノンボール・ラン」の記録が大幅更新


東海岸のニューヨークから西海岸のカリフォルニアまでアメリカ大陸を横断する非合法レース、通称「キャノンボール・ラン」の最速記録が、新型コロナウィルス感染拡大の影響で大幅に短縮され、26時間38分となりました。

「キャノンボール」は、狭義には1971年から1979年までに5回行われたCannonball Baker Sea-to-Shining-Sea Memorial Trophy Dashを指します。東海岸から西海岸まで誰が一番早く到達できるかを競うもので、当然のことながら非合法。2019年秋には公道レースであるにも関わらず平均時速160km超という凄まじいスピードで27時間25分を達成し、記録を塗り替えました。

交通法規をぶっちぎって一般道を走ったり、平均速度を稼ぐべく給油やドライバー交代を極力減らしたりといった安全マージンの少ない手法を用いるということもあって、さすがにそう簡単には塗り替えられることの無い記録と思われました。

しかし、新型コロナウィルスの感染拡大によって外出が自粛され、また失業者の圧倒的増加によって、車社会のアメリカでは未曾有の交通量激減が発生。なんと47分の記録短縮に成功したようです。

非合法レースの常として、全容は非常にわかりにくいのですが複数のメディア・関係者の話を総合すると、記録を達成したのは交代ドライバーを含む3人から4人のチーム。トランクに増加燃料タンクを追加したキャノンボール仕様の2019年型のアウディA8で、26時間38分を達成したそうです。実際の車両の写真と言われる画像はこちら。

チームは4月4日の23時15分に、キャノンボールの伝統的なスタート地点であるニューヨークのレッドボールガレージを出発。カリフォルニア州レドンドビーチのポルトフィーノホテル&マリーナまで駆け抜けました。

計測のためフロントシートに貼り付けられたiPad。

そもそも非合法なレースですが、愛好家の間ではコロナウィルス騒動下でのこのチャレンジについて「まったく適切でない」という人から「運営団体すらないんだからいいだろう」という人まで賛否両論となっており、おそらく永遠に「参考記録」となると思われます。

キャノンボールとその参加者たちを追いかけたドキュメンタリー映画「APEX:THE SECRET RACE ACROSS AMERICA」予告編。
APEX: THE SECRET RACE ACROSS AMERICA – DEBUT TRAILER – YouTube

近年のキャノンボールチャレンジでは、GPSナビや警察の取締りをかいくぐるためのレーダー探知機、レーザースピード測定器の妨害装置等の電子機器の搭載、地平線が見えるようなエリアでは双眼鏡で周囲の見張りを欠かさず、夜間は飛び出してくる野生動物対策のためにサーマルスコープを使うなど、数多くの装備が用いられます。さらには事前に給油ポイントや取締りポイントを含む、完璧なプランニングも重要になるとのこと。

ちなみに、長距離走行なので信頼性の高い車両はマストですが、加えて目立たないことも大事とのこと。2019年のチャレンジではエンブレムやモールなどを剥ぎ取り日本車に見えるよう偽装されたメルセデスE63AMGが用いられたということです。

キャノンボールではナビ兼見張りの交代ドライバーも一緒に搭乗します。この辺を減らすとなるとあとはもうこういう手段しかないわけですが……ドーピングはさすがに禁止でしょうか。

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ソース:Cannonball Record Broken During Coronavirus – 26 Hours 38 Minutes

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