科学と技術

ガレキの上で足元を探りながらバランスをとることができる不整地歩行ロボット「Atlas」のやたら人間くさい動画


ジャリやガレキの上で歩くときは、1歩ずつ足場がグラグラしないかどうか、足先で確かめて歩くものですが、あのボストン・ダイナミクス社の不整地歩行ロボット「Atlas」は、この動きをそっくりそのままシミュレートしています。


Atlasは災害の現場で作業をすることを目的として開発されているロボット。舗装された平らな道ではなく、ガレキが散乱して不確かな足場の場所でもバランスをとって歩けることを目的としています。

問題は、ロボットは目で見て足場の状態を確認できないこと。足を実際についてからでないと、グラつく場所なのかそうでないのかを知ることはできません。そこでAtlasは実際に足をついたらちょっと足首をぐねぐねさせて体重を移動させ、足場がどのように変化するかを確かめてからステップするようになっています。このため、ものすごく人間くさい動きが実現されました。

ちょっと不安定なところを足場にして蹴り出したときなど「おおっと」という感じで上体でバランスをとるのが、なんとも生々しい。

動画はこちらから。ほんとにものすごく人間っぽいです。
Atlas Walking over Partial Footholds – YouTube

人間の技術はここからかなり遠くまでいったのだなぁ……と思ってしまいますね。
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