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敵戦車約150両を屠ったドイツのエース戦車兵、オットー・カリウス氏死去


ドイツ第3帝国の戦車「ティーガー」には様々な伝説的活躍があるのですが、実際のところ、その名声はティーガー戦車を駆る戦車兵達の粘り強さに支えられてきました。その内の一人、ティーガー伝説の影にいた戦車兵、オットー・カリウス氏が2015年1月24日、93歳で亡くなりました。

オットー・カリウス氏は1922年5月27日生まれのドイツ第3帝国の軍人。ソ連を奇襲したバルバロッサ作戦から戦いに参加し、レニングラード包囲戦、ナルヴァの戦いを経て、数にまさるソ連軍を自らが率いる戦車チームで押しとどめ続けた功績により柏葉付騎士鉄十字章を受章しています。その活躍は自伝「ティーガー戦車隊(大日本絵画社)」や、これを再構成した宮﨑駿の漫画作品「宮崎駿の妄想ノート 泥まみれの虎」などで、たどることができます。

終戦後は薬剤師の資格を取得し、薬局「Tiger Apotheke(虎薬局)」を創業。自ら店頭に立ち続けていましたが2011年頃から勤務日数を減らしていたとのことでした。ご冥福をお祈りいたします。

ソース:Tiger Apotheke – Herschweiler-Pettersheim – Otto Carius

トップ画像:Bundesarchiv Bild 146-1979-064-06, Otto Carius – オットー・カリウス – Wikipedia

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