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世界最大の太陽熱発電プラントが鏡の海に浮かんでいるようで幻想的


アメリカ西部のモハーヴェ砂漠で、先日稼動を開始した世界最大のイヴァンパー太陽熱発電プラントはごらんのとおりのマッシブさ。反射鏡の群れの中に立つ塔は、波ひとつない水面に浮かぶ島のように神秘的ですらあります。


イヴァンパー太陽熱発電プラントはアメリカ国内のエネルギー企業やそしてGoogleが共同で出資・開発を進めていたもの。IT企業のGoogleが発電?というとなんとも変な感じですが、超大量のサーバーを24時間稼動させるためには電力の安定供給が不可欠。収益に直結する問題ということでGoogleのほかにもさまざまな企業が省エネやクリーンエネルギー事業に関心を持っています。

イヴァンパー太陽熱発電プラントでは30万枚もの鏡で集光し、その出力はアメリカ国内で生産される太陽エネルギー由来の電気のうち実に30%を占めるという巨大なもの。一般家庭なら14万戸分の電力を供給できるそうです。

とはいえ、これだけの広さ・エネルギー出力の規模となると環境への影響はかなり大きなものがあります。「太陽熱発電はクリーン」といわれてはいるものの、工事に先立っては地元の保護主のカメを移動させたり、また反射する強力な太陽光で野鳥が死ぬといった事例もあるようです。

1. 14平方キロメートルという超広大な敷地に鏡を敷き詰めたイヴァンパー・プラント。

2. 合計30万枚以上の鏡で集めた太陽光を高さ139メートルの塔の頂上に集め、その熱で蒸気タービンを駆動させるというのが基本的な仕組み。蓄熱することで夜間の発電も可能になっています。

3. 時刻や季節によって微妙に角度を変化させる「ヘリオスタット」と呼ばれる集光鏡。

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6. ちょこんと写っている車を見るとその巨大さがわかるというものです。

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10. 太陽熱発電はローコスト・ローインパクトさが売りですが、それでも環境に影響を与えないわけではありません。先述の熱の問題以外にも、鏡の洗浄や発電に大量の水が必要となるという問題もあります。砂漠の真ん中で採水し、リサイクルしながら使うのはそれなりのコストが必要となります。

とはいえ、エネルギー問題についてはいろいろなことを試していかなければ本当に近い将来パンクしてしまうというのも事実です。Googleのような「エネルギー供給者」以外の勢力が開発に参加していくことがこれからも重要です。

ソース:Image Downloads

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