アートとデザイン

1976年代、ジウジアーロがデザインしたニューヨークのタクシーがすごい


優れたデザイナーは、数十年先の未来を予測できるといいます。カーデザインの大家、ジウジアーロが1976年にデザインしたこちらのタクシーは、現在の車社会を実に正確に見通しており、私たちを震撼させます。


1976年、マンハッタン現代美術館は「未来のタクシー(Taxi of Tomorrow)」のコンセプトデザインを公募し、展示を行いました。これにはアメリカからAmerican Machine and Foundry、Steam Power Systemsの2社、ヨーロッパからボルボ、フォルクスワーゲンの2社の計4社が作品を出展しました。

折しも公害を問題視する声が上がり始めた時期、各社とも蒸気機関や電気といったクリーンエネルギーを使用するコンセプトを提出しました。

ジウジアーロとイタルデザイン社も招待を受けコンセプトを作ったのですがそれがこちら。省エネ性能よりも、コンパクトさ・居住性を重視するデザインだったのです。

前後長・幅ともに詰め、専有面積をぐっと減らしながらも屋根を高くとって居住性を向上。また車椅子や乳母車などでも乗り降りしやすい低床型はこの時期、まだまだ珍しいものでした。

しかし何と言ってもこのデザイン。微妙な曲線を描いた平面で構成されるこの車体のデザインはさすがのジウジアーロですね。



ナビ席はラゲッジスペースになっています。

展示会に間に合わなかったのか、辞退したのか、コンセプトが合致しなかったのかは不明ですが、招待を受けたこのデザインは結局展示されることがなかったようです。

しかし、先日ニューヨークのタクシーに選定された日産のNV200Tはまさしくこのジウジアーロのコンセプトそっくり。実に40年近い時を超えて、未来予想が当たったわけですね。

ソース:New York Taxi | Italdesign Giugiaro

関連記事

伝説のスーパーカー「デ・トマソ マングスタ(De Tomaso Mangusta)」の新コンセプトデザイン「Mangusta Legacy Concept」 - DNA

イセッタ(Isetta)を電気自動車に再デザインしたコンセプトモデル「eSetta」 - DNA

独創的なスタイルが魅力的、1960〜1970年代のコンセプトカーいろいろ - DNA

ランボルギーニの暴力的なV12エンジンにスワップされた「フィアット・500」の画像と動画 - DNA

好きな人は悶絶必至、絶妙にダサくない独創的なデザインの自動車25選 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧

Twitter上のコメント一覧