科学と技術

どんな自転車も電動バイクor電動アシスト自転車にするポータブルデバイス「Rubbee」


すでに自転車を持っている人からするともう一台電動アシスト自転車が増えるのは困りもの。今乗っている自転車がそのまま電動アシスト自転車になればいいのに……という人に向けて、こちらのデバイス「Rubbee」が出資を募っています。アシスト自転車にもできますし、自分で推進できる電動バイクとしても使えます。


「Rubbee」はシートポストに設置するパワーアシストデバイス。航続距離25km、最高速度25km/h、バッテリー持続時間2時間というと、往年の小型エンジン付き自転車「モペッド」に近いスペックになるでしょうか。ユニットの重さは6kgでとても軽量といえます。

1.

2. 後ろの樹脂動力輪がタイヤを転がすことでアシストするという原理になっています。固定軸は上下に動くのでサスペンション付き自転車でも使えます。

3. 外して持ち歩くための革ハンドルつき

4. 例えば自分の持っている他の自転車に装着しなおして使うということもできます。

5. 手元のスロットルでアシスト量を決めるか、あるいはペダルの動きを検知するセンサーで自動アシストをさせます。

6. スロットルやペダルセンサーは別売りがあるので、自分の自転車全部に装着しておくこともできます。

7. 充電用チャージャー

こちらはマウンテンバイクに装着して使用しているところ。かなりパワーが出ているようです。
Rubbee on full suspension bicycle on Vimeo

Kickstarterはあくまで募金システムなので、量産された場合はまた値段が変わってきますが、第1弾出荷の製品を受け取るには699ポンド(約10万6千円)の投資が必要です。丹精込めてカスタムした自慢のロードレーサーをさらに電動化できる……ということなら安いといっていいのかも。

大げさなワンボックスカーやトラックではなく、スペースをとらないこうした移動手段はもっと増えてもいいのではないでしょうか。

ソース:Rubbee – The electric drive for bicycles by Rubbee Ltd — Kickstarter

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