科学と技術

60年代、超極秘偵察機「A-12」をエリア51まで陸路で運搬する道のりを記録した画像いろいろ


冷戦華やかりしころの兵器には非常に豪快なものがありました。ミサイルを避けるために高度2万4千メートルをマッハ3で飛びながら敵地の写真を撮影するアメリカ空軍の「A-12」もその一つ。コンセプトも豪快ですが、工場で作った後、人目に触れないように運搬するのはかなり豪快な方法が必要だったようです。


A-12」はロッキード社の中でも秘密兵器の開発を行う部門「スカンクワークス」から生まれてきた偵察機。

とにかく色々とナイショにしなければいけないので、作った後に飛行場から飛ばすということはできません。外形すら秘密の飛行機をカリフォルニア州バーバンクの工場からどうやってエリア51に運び込むのか。とられたのは「巨大な箱に入れてトラックで運ぶ」という方法でした。

工場で出荷を待つA-12。

搬送ルートは事前に周到なチェックが行われ、事前に電柱や標識など除去できるものはすべて除去されていました。当然、警察に道路の使用許可を申請する必要もありました。

車列。引渡しスタッフと整備やメンテの担当者が随行したようです。意外なほど警備の人数は少なめ。いまだとすごい人数になるでしょうkね。

朝早くに出発。

あまりにも巨大なトレーラーなので、後輪も角度がついてステアリングできます。

ゆっくり慎重に進むトレーラー。かならず先導者が道を調べました。

すごくギリギリ。

カリフォルニアもちょっと町をはずれると砂漠地帯になります。無人の道を往く一行。

トイレ休憩。

うっかり油断するとすぐ脱輪します。重たいので処理が大変ですね。

事前にキャンプ場所も調査済み。

砂丘に道を通したところでもクリアランスは問題になりました。

事前調査はこんな風に行われたそうです。

エリア51に着いた後、やっとこさ箱を外されます。箱自体も相当な荷物ですね。

A-12は合計13機が製造され、その後SR-71「ブラックバード」に進化し、偵察衛星の発達までアメリカの情報戦略を支え続けました。いずれの機体も伝説的な戦歴の持ち主ですが、生い立ちもやはりドラマチックですね。

ソース:Transporting the CIA A-12 Blackbird

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