もはや話芸「一番印象に残っている訓練教官の罵倒を教えて」スレッドに集まった罵倒表現いろいろ
新兵訓練の名物と言えば教官達による罵詈雑言。よくもわるくも軍隊では「必需品」なので、教官たちの罵倒も年季の入ったものです。軍隊経験者に対して「一番印象に残っている訓練教官の罵倒を教えて」というスレッドに集まった罵倒は実にバリエーションに富んでいます。
単に「このバカ!」というだけでもこれだけのバリエーションがあります。
ランニングの後、あんまりゼェゼェ言っていたため:
「呼吸をやめろクソったれ!空気泥棒が!」
「お前ら2人とも静かにしろ
さもないと俺の両足をお前らのケツに突っ込んでスリッパにしてやる!!」
何度も失敗するので:
「お前は来世を信じてるな!?1回の人生でそれだけ失敗はできんだろう!」
「お前らは左利き用サッカーのバットよりクソだ!」
(訳:ありえない)
「一体全体どうやったらこんなことになるんだこの変形コートハンガー野郎!!!」
(訳:すごく怒ってる)
「おっぱいと自分の親指の見分けもつかないアホタレが!」
(訳:どちらもしゃぶるもの)
「なんでパパの最速の精子からお前みたいなできそこないが生まれたんだ!?」
(訳:一番マシでこれ)
だいたいサディスティックな人が多いようです。
基地に一月半押し込められて、それから沼に胸まで使って歩く訓練をした時:
「久々にタマを濡らした気分はどうだ!?」
訓練中、どうしてもトイレに行きたくなったとき:
「緊急か?」
「はい」
「じゃあトイレまでサイレンを鳴らしていけ!」
「ピーポーピーポー」と大声で叫びながらトイレに行くことになった
掃除中に歌っていたのがバレたやつがいた。
そいつはロッカーに入れられ「Achy Breaky Heart」を歌わされることになった。ちょっとでも止まったら教官がコインを隙間から突っ込んでた。
「お前に手紙だ!急いで来い!」と呼び出しを受けて全力で走って行った時。
封筒の中に2つ折りの紙が入っていて、開けると「腕立て伏せ50回」と書いてあった
手りゅう弾の訓練中。障害物コースを走っていると教官が訓練用の手りゅう弾を投げてきて「手りゅう弾だ!さあどうする新兵!」と言った。俺は「手りゅう弾!」と叫んでそれに覆いかぶさり、やがてキャップ火薬が弾けて防弾チョッキを焦がした。教官はひとこと。
「まぁそれも正解だが。お前の名前をつけた食堂ができるな」
奥さんのいる新兵が、子どもの写真を見て泣き始めた時:
「俺もそんなツラの娘がいたら泣くがな」
「新兵ども!お前ら故郷にフ●ックしたい彼女はいるのか!?」
Hoooaaaah!(フーアー!:同意、肯定の表現)
「知ってるか新兵ども?やつらもフ●ックしたいんだ!
あばずれジョディはフ●ック大好きだからな!」
(訳:みんな訓練期間中に失恋する)
ランニング中、他の隊の女性教官に見とれていたのを見つかったとき:
小隊全員の前で女性教官にデートを申込みにいかされた。
もちろん砂場で腕立て伏せを命じられた。
ものすごく理不尽な怒り方もするわけですが。
呼ばれたとき:
「こっちに来い●●二等兵!」
「イキます!」
「気持ち悪いぞ二等兵!」
(「そちらに向かいます」を意味する「Coming」は性的絶頂を表す語でもあります。こういう場合は「前進します!(Proceeding)」「移動します!(Moving)」、あるいは単に「イェッサー!」「アイアイサー!」と叫ぶそうです)
「Guess(推測する)」という新兵が名前を聞かれて:
「新兵!名前はなんだ!」
「当ててみろ、であります!(Guess, Sir!)」
(訳:名前を言ったのだが命令になってしまった)
これらの罵倒の中にはユーモラスなものもありますが、もしそういうものに対してうっかり笑ってしまうとどうなるのでしょうか?答えはこちら。
「俺を見てニコっとしたか、新兵?
微笑みは好きってことだ
好きってことは愛してるってことだ
愛してるってのはフ●ックしたいってことだ。
お前はフ●ックしたいのか新兵!?」
やっぱり腕立て伏せだそうです。
女性の部隊も怖いです。
1970年代のカナダ海軍の女性部隊にて女性教官が:
「『気を付け』と言われたら全員が(女性器の卑語)をバシっと閉じる音をさせろ!」
男性器ネタはもはや定番。
モタモタとロープ渡りをやっている女性新兵に女性教官が怒鳴る:
「さっさと渡れこのカタツムリ!
ゴールに特大の(男性器の卑語表現)が待ってると思えばやれるだろ!」
「休め」の姿勢で、歩幅を12インチ(約30cm)開けるところを6インチ(約15cm)ほどしか開けていなかったので
「彼女にそれが12インチって言われたか!?そいつはウソつきだ!」
(訳:小さい)
ながく伝わる「定番」のものもありますが、即興でこういうことを言えるというのは並大抵の頭の回転ではありませんね。
「10億年の物理学、100万年の進化、そして宇宙が頑張った結果、出てきたのはお前みたいなみじめな生き物ってわけだ。生命とは無意味なものだな新兵!」
「フルメタル・ジャケット」の鬼教官役が有名なリー・アーメイは元は本職の訓練教官。映画には当初演技指導として参加しましたが、即興で実演した罵倒があまりにも素晴らしかったため、キューブリック監督に抜擢されたという逸話があります。歴史ある組織では罵倒もまた歴史あるものになるようですね。
しかし、最近では徴兵から志願制になり、新兵たちの意識も変わってきました。いわゆる「パワハラ」問題もあり、こうした罵倒的な表現も減少傾向にあるそうです。
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