科学と技術

「2連銃身拳銃」AF2011-A1、アメリカATFの認可がおりて一般販売が可能に


「銃身を2つ、マガジンを2つ……何もかもを2つにすれば火力も2倍になるじゃない」という明快なコンセプトのもと開発されたロシア・Arsenal社の2連銃身拳銃「AF2011-A1」について以前お伝えしましたが、アメリカの政府機関の認定が出て一般への販売が可能になったのだそうです。一部のマニアには嬉しいニュースです。


アメリカの政府機関ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)は、銃器や爆発物の様々な許認可を行う機関。ある銃火器を一般人に売ったり所持を許可したりしてもよいのかは、ほぼすべてこの機関が判断します。

アメリカは「銃器大国」と言われますが、実はそこまで自由でもありません。民間人が所持できる銃については寸法、形状、構成要素が厳密に定められており、多くの州では購入者に試験や講習が義務付けられています。

わけても連続で弾丸を発射する「フルオート」に関しては厳しい制限があります。そしてArsenal社の「AF2011-A1」は「1回引き金を引くと複数(2発)の弾丸が発射される」ということから「厳密に解釈すれば『フルオート』に該当するのではないか」と言われていたのですが、このたび同社のプレスリリースによってATFの認定がおりたことが発表されました。

Arsenal社はイタリアとロシアからの出資によるロシアの銃器製造会社。同社のポリマーフレームの近代的な9㎜口径の拳銃「Strizh(英語圏ではStrike Oneの名称)」が、先日ロシア軍制式ピストル「マカロフ」の後継となることが明らかになるなど、かなり若いながらも勢いのある会社です。

Strizhは「Strike Locking System」という、ベレッタM92やワルサーP38の「プロップアップ式」に似たロッキングシステムを採用し非常に高速なサイクルと低い銃身線による小さな銃口の跳ね上がりを実現。

「グロックとワルサーとCZの寄せ集め」「実績のない会社の拳銃を採用して大丈夫なのか」など国内外で様々な意見が飛び交っていますが、こちらの動画を見ると跳ね上がりは非常に小さく撃ちやすそうに見えます。
strizh.avi – YouTube

「AF2011-A1」はあくまでも「客寄せ」で本命はどうみてもこちらでしょう。本命が発売になるまえにAF2011-A1が妙な事故を起こさないように祈りたいと思います。

ソース:Arsenal Firearms

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