不朽の名画「ジョーズ」の舞台裏を描く写真集「Jaws: Memories from Martha’s Vineyard」
「怖いシーンのBGM」といえばアレ、というくらいサントラが有名になった1975年のパニックホラー映画「ジョーズ」。先日、ユニバーサル社の100周年記念盤が発売されましたが、それに合わせて撮影の舞台裏を記録したドキュメンタリー写真集「Jaws: Memories from Martha’s Vineyard(ジョーズ:マーサズ・ヴィニヤード島の思い出)」もリニューアルされています。
「ジョーズ」の撮影場所となったのはアメリカ東海岸、マサチューセッツ州沖に浮かぶマーサズ・ヴィニヤード島。
完璧主義者であった監督のスティーブン・スピルバーグは水槽でサメが暴れるところを撮影するのをよしとしませんでした。この島は原作の「アミティ島」によく似ていた上に、沖合20kmほどまで水深約10mくらいという遠浅の海になっていたので、プロップのサメを台に乗せて動かすには絶好のロケーションとなったのです。
1. サメをリアルに見せるため泡をまとわりつかせるスタッフ。しかしフレームに写り込むと即NGが出てしまうので、製作費も撮影期間も予定よりはるかに膨れ上がったそうです。
2. 複数のアングルから撮影するためものすごい数のカメラが用意されました。
3. サメを手直しするスタッフ。映画でのタフっぷりとは裏腹に撮影ですぐに傷ついてしまうため、24時間体制で補修が行われました。
4. スタントマンを襲うジョーズ
5. 用意されたサメは全部で3台。1台は空気圧で動くギミックつき、残りの2台はこうして台に乗せられて動くものでした。
6. 完成図を検討するクレイモデル。サイズについても6~9メートルの間でいろいろ検討されたようです。
7. 制作中のモデル。
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10. これだけ大きいものなので、水に浮かべて撮影するのに13人のダイバーが必要となりました。
11. 血の色を目立たせるため、画面には極力赤色のものが写り込まないようにするという徹底っぷり。ただし撮影直後に海水浴シーズンがきてしまうので、血のりの処理が大変だったようです。
ソース:Flavorwire » Rare, Behind-the-Scenes Photos from the Making of ‘Jaws’
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