ミニ・ジオフロント、自分の家の地下室をすべてラジコンで掘り進んだ男
身の回りのことをみんなロボットやラジコンがやってくれたら……というのは誰しも同じことを考えるらしく、かくしてお掃除ロボット「ルンバ」が大人気となっていますがこちらはちょっと雰囲気が違います。自分の家の地下室を工事するのに、すべての作業をラジコンで行ってしまった人を紹介します。
ジョーとだけ名前を明かした男性はカナダで農業を営む傍ら趣味でラジコンをやっているのですが、7年前にこのとんでもないアイディアにぶち当たったとのこと。
ありとあらゆる掘削機械やダンプカーのラジコンを制作し、作業にあてています。
1年に掘り出す土の量は約2立方メートル。だいたい2000リットルほどになりますが、これらすべてをラジコンを使って掘り出します。
車両の運搬もラジコンで。ミニ鉱山の体ですね。
もちろん土を外に運び出すのもラジコンです。数年前まではベルトコンベアを使っていたそうなのですが「もっとラジコンでやることを増やしたいので」とスロープを作り、その上にダンプを走らせるという方式に改めたのだそうです。
「間違ってほしくないのは、地下室を掘るためにラジコンを覚えたのではなく、ラジコンで遊ぶために地下室を掘っているのだということです。どんな天気の時でもすぐに行けるところで遊べるのです」とコメントしています。
動画はこちらから。確かに全部ラジコンによって作業されています。
Ripping Again – YouTube
10yr old 632 Track Loader – YouTube
ほかにも山ほどの動画が公開されています。
LilGiantsConstrCo’s Channel – YouTube
本人はほぼ完全に「趣味」と言い切っていますが地下や鉱山、他の惑星などを開発するのにこうしたラジコンやロボット技術はとても有用です。「やればできる」ということがはっきりしたという点で、そうとう有意義なプロジェクトといえるのではないでしょうか。
ソース:The Story Behind Joe, the Man who Excavated his Basement Using Only R/C Scale Models
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