アートとデザイン

J・R・R・トールキン作品のビンテージな表紙イラストや挿絵いろいろ


「ホビットの冒険」や「指輪物語」など、世界で愛されるトールキン作品ですが、国や時代によって表紙の装丁は様々。そのうちのごく一部を集めてみました。実写版「ホビットの冒険」の第1部がいよいよ公開となるいうことで、2012年はおそらく作者トールキンのファンにはたまらない年となりそうです。

1. 1937年出版の初版はトールキン自身による表紙絵。時価3万ドルくらいにはなるとのこと。

2. 1942年、ロンドンの書店「フォイルズ」が出版した特別版。トールキンはあまり好みではなかったらしい。

3. 1965年にオランダで出版された「指輪」三部作の表紙絵。画家Cor Blokの作品はトールキンもお気に入りだったとのこと。トールキン作品公式カレンダー「Tolkien Calender」2012年版にも多数の作品が採用されました。

4. 1981年のポーランド版3部作。ちょっと不気味

5. こちらもポーランド版。ネーデルラントの画家、ヒエロニムス・ボスの作品の一部が使われています。

6. 「ムーミン」の作者、トーベ・ヤンソンによる挿絵。

目玉がムーミン風味です。

7. おそらく1986~1987年頃のソ連版「ホビットの冒険」。もっと見たい人はこちらからどうぞ。

8. フィンランド版。なんだかすごい迫力です。

9. ヘブライ語版。消耗戦争で撃墜されたイスラエルのパイロットが、エジプトで囚われている間に翻訳されたという、実に数奇な版でもあります。

10. もっと新しい版の三部作。3作目がなんだか日本風家屋です。

11. 1981年のドイツ版三部作。ポーランド版に通じるちょっと不気味なデザイン。

12. 1973年のチェコ版・スロバキア版「ホビットの冒険」

13. タイ語版。かっこいい。

14. 1995年の英語版。Quality Paperback Book Clubシリーズというペーパーバックらしいのですが、誤字脱字の量が半端ない上に、よくわからない表紙絵ということでファンの間ではものすごく不評だそうです。

15. そして2007年に出版されたアラビア語版「指輪」。まだまだいろいろな言語で翻訳が進んでいます。

ソース:Flavorwire » Vintage Tolkien Covers from Around the World

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