科学と技術

マン島のやたら狭い道路を猛スピードのスバル・WRX STIで駆け抜ける動画


世界で最も危険なロードレース「マン島TTレース」の1周約60kmのコースを19分37秒のコースレコード(市販車クラス)で駆け抜ける見るも恐ろしい動画です。どう見ても早回しにしか見えないのですが「一切チートなし」とのこと。


使用したのはスバル・インプレッサのスポーツグレードであるWRX STIの2011年式北米仕様。305馬力で静止状態から時速100kmまで5秒以下、最高時速260kmというラリーレースで培ったパワーとスピードを持っています。

動画中で使われたのはロールバーや消化システム、バケットシートなどの装備を追加したほか、サスペンションはテイン社の市販モデル、ブレーキはパッドのみミンテックス社、タイヤをピレリ社の公道仕様タイヤに交換し足回りを強化、さらにエキゾーストパイプを交換(編注:音を大きくして路上の観客に接近を知らせるため、らしい)したもの。エンジンは特にいじられていないようです。

YouTube – Subaru Isle of Man TT Record Attempt

こんなに狭い道なのに平均時速184kmでかっ飛ばせるんですね。

動画の4:00あたりからは時速約240kmでコントロールを失ったところから回復するシーンも。2回目の練習走行の時、長い下り坂である「Bray Hill」を抜けた直後に後輪が振られあわやクラッシュするところでした。

別のアングルの動画はこちら。0:56あたりでフロントが大きく左に振られています。
YouTube – POV Rally Champion Mark Higgins Near Crash at 150 mph @ 2011 Isle of Man TT

この時は助手席に取材の記者を乗せて走っていたため重量の配分が変化しておりサスの沈み方が大きかったとのこと。このレベルになるとほんのちょっとのことで大きな違いがでるものなのですね。

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