科学と技術

問題だらけの世の中で、問題解決のエキスパートになるための5ステップ


人間、生きていればありとあらゆる問題にぶつかります。しかし、解決策のない問題はありません。そして問題解決が巧みになればなるほどそれはあなたが生きていくうえでの「強み」になっていきます。どうすればこのスキルを研ぎ澄まし、仕事や生活に応用していくことができるのでしょうか?


5ステップに入る前に、まず3つの「迷信」について語らなければなりません。

■「三つの迷信」その1:問題解決と批判的思考法は同じものか?

「問題解決」と「批判的思考法」は親戚のようなもの、切っても切れない関係にありますが問題解決は短期的、批判的思考法は長期戦略の立案という違いがあります。

■「三つの迷信」その2:問題解決のエキスパートは直感で行動する?

問題解決のプロセスにおいて直感は重要ですが、よりシステマチックな思考をする人ほど正確でよい問題解決策を得られるという研究結果があります。

■「三つの迷信」その3:解決策が見つかれば問題解決のエキスパートといえるのか?

解決策は問題を片付けてはくれますが、エキスパートとして見られたいなら下の5つのステップに沿って行動を起こす必要があります。

それでは、これは問題解決に必要な5つのステップです。

■問題解決のステップその1:問題を識別する

解決すべき問題を正しく識別するのはあなたが思っているよりも難しいことですが、しかし避けては通れないステップです。例えば収益のあがらない事業について考えてみましょう。おそらく数百の理由が見つかるでしょう。なんども質問を繰り返し、その中から真の問題を見つけ出すことで、その解決によりよく集中できるようになります。

■問題解決のステップその2:問題を抽象化する

問題が絞り込めたら、解決策をブレインストーミングしていきます。問題を解決するのに最適な人と一緒にアイディアを検討していきましょう。ただし、この段階でそのアイディアに点数を付けないこと。生理学的に脳がアイディアを思いつくシステムと、それらを評価するシステムは別れており、即座に切り替えることはできません。アイディアを生み出すことと、それらを評価を同時に行わないようにしましょう。

■問題解決のステップその3:解決策を評価してみる

解決策を評価するさい、まずは問題に対する効果を考え次にその複雑さを考えます。「複雑さ」とは「難しさ」ではなく、単に金銭的・時間的なコストによって決まるものと考えてください。その解決策は、問題を解決することができるかどうか、そして決められた時間と予算の中でできそうかどうかを考えましょう。あなたが探しているのはインパクトが大きく、複雑さの小さい解決策です。

■問題解決のステップその4:解決策を実行する

この「実行」のプロセスもよく省略されてしまうステップです。せっかくいい解決策を思いついても実行しないのであればまったく意味がありません。実行するための詳しい計画をたてましょう。もちろんあなた自信がすべてを行う必要はありませんが、エキスパートとしては解決策の実行に関わる責任はあるでしょう。

■問題解決のステップその5:実行結果を評価する

解決策を実行したら、それが正しい行動だったかどうか結果を評価しましょう。時には解決策が有効でなく。問題が解決しないときもあります。でもあきらめず、ステップ2に戻って次の手を試して見ましょう。

問題解決は見返りの大きいスキルといえます。「これは問題だ」と思うことがあったら、常に解決策を1つは見つけていくことを習慣にし、何度も練習を重ねてより効率よく問題を解決できるようになりましょう。

ソース:5 Steps To Becoming An Expert Problem Solver

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