アートとデザイン

グラスハープを機械化した不思議な音色の楽器「グラス・アルモニカ」の動画


グラスのフチをなぞって演奏する「グラスハープ」はとても美しい音がする反面、水を入れて調律したり演奏中は指を動かし続けたりするのがとても大変。しかしこちらの「グラス・アルモニカ」はそんな苦労を自動的にやってくれます。

グラス・アルモニカ」は、グラスのフチを指でなぞって振動させるこちらの「グラスハープ」を横向きにしてたくさん並べた楽器。
Glass harp maestro | Jamey Turner. Glass harp concert. Torpe… | Flickr

ピアノと同じく1オクターブ12半音分のグラスが並べられます。金属のバンドが巻いてあるのがピアノでいう黒鍵になります。

18世紀のアメリカの天才、ベンジャミン・フランクリンが1761年に発明したもので当初は爆発的な人気を誇ったそうですが、その音色から「精神が狂う」「霊を呼ぶ」などというデマが生まれ一度は歴史から姿を消してしまいます。

1984年、Finkenbeiner社がこの楽器を復活させ、それからは世界中で様々な演奏活動が行われています。
Sounds of a Glass Armonica – YouTube

ちなみにグラスが奏でることができる周波数の音を外部から与えると粉砕することもできます。うまくやればこのように声でグラスを割ることも可能です。
自分の声だけでワイングラスを粉砕する方法を教えてくれる動画 – DNA

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