科学と技術

鳥のように壁にピタっととまれる固定翼式ドローン「S-MAD」の動画


クアドロコプターなど、複数のローターを使う回転翼式ドローンは安定しているものの航続距離や速度に難点があり、逆にごく普通の固定翼機は空中で止まれるほどの安定性は(職人芸的アクロバット飛行を除けば)ありません。しかし科学の進化はすごいもの、壁に向かってスっと飛び、ふわっと減速、ピタリと止まる操作を完全自動でやれる固定翼式ドローンが登場しました。


カナダ・ケベックのシャーブルック大学に拠点を置くCreatek Design Labが完成させた「S-MAD(Sherbrooke – Multimodal Autonomous Drone……シャーブルック・マルチモード式自律ドローン)」は、固定翼式・回転翼式のいいところどりを目指したドローン。

見た目は普通の固定翼式ラジコン飛行機。

壁を感知すると計算して思いっきり機首をあげ、速度を殺す。

その後落下量をセンサーで感知しながら、ゆっくりと壁に近づいていきます。

そして足の先の合成樹脂製のツメが荒い表面をガチっとキャッチ。

監視業務などでは空中にとどまることができる回転翼式ドローンが有利なのですが、動力を切ると落ちてしまうため、燃料のもちがあまりよくありません。S-MADのようにどこかにとまることができれば、長時間の監視が可能です。

動画はこちらから。
The S-MAD: A Drone Landing on Walls Like a Bird – YouTube

これまでにラジコンはもちろん、ホンモノの航空機でも、パイロットの技量がよければこうしたアクロバット飛行はできないことはない、というものでした。こうした飛行をソフトウェアが勝手にやれるようになると……空の交通はどのように変わっていくのでしょうか。
魔法のように短い距離で離陸していく軽飛行機の動画 – DNA

ソース:Autonomous Thrust-Assisted Perching of a Fixed-Wing UAV on Vertical Surfaces | SpringerLink

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