アートとデザイン

ドラグノフ狙撃銃をいかにも現代風にカスタムできるKEYMODハンドガードをチェコの企業が制作


軍用銃、というと最新型が使われているイメージが強いのですが、実際のところは同じ機種が改修を受けながら40年、50年と採用されていることが少なくありません。そうした「現代化(モダナイズ)」を受けたものの中には、かなりカッコヨイ銃もあるのですが、こちらのドラグノフもスリムさをいかしつつクールに仕上がっています。

さて、ドラグノフ狙撃銃は1960年代に旧ソ連で開発された自動小銃。機関銃座など普通の小銃ではちょっと荷が重いターゲットを遠目の距離からピンポイントで制圧するというコンセプトから作られました。
File:SVD Dragunov.jpg – Wikipedia, the free encyclopedia

コンセプトそのものは実に現代的で今でも通用するものなのですが、レーザー照射装置やライトなど、色々なアタッチメントで拡張する最近の流行にはちょっと乗れないのが難点。

しかし、チェコのSureshot Armament Groupが制作したこちらのパーツがあれば「KEYMOD」規格の穴に色々なアタッチメントを装着できます。

装着するとこんな感じに。銃床やグリップもモダナイズされて、いかにも流行に乗った感じになりました。

並べてみると面影がありますね。

こうして、大昔の歩兵銃を大改造してモダナイズする、というのは実用と言うよりもウケ狙いというか趣味の一カテゴリとして楽しまれています。今回の現代化ドラグノフはすっきりとまとまり、成功したカスタムといえるでしょう。

ただし世の中にはこんなにも醜い姿に変えられてしまう銃もあります。英語ではこうした行いは「bubba(南部人、イナカモノ的ニュアンス)」する、変わり果てた姿となった銃を「bubba’d rifle」と俗称します。これはこれで一つのカテゴリなのですが……完成したものに手をいれるのは中々大変です。

ソース:Dragunov in a new way – The AK Files Forums

Шасси на СВД \ ТИГР – Guns.ru Talks

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