アートとデザイン

人間の可聴域を超える低音を演奏できるコントラバス「オクトベース」で「ジョーズのテーマ」を演奏する動画


人間はだいたい20Hzあたりまでの低音を聞くことができますが、こちらの「オクトベース」はそれを下回るわずか16Hzの超低音を演奏できる楽器。もはや振動として肌で感じるしかない音による「ジョーズ」は超不気味です。

動画はこちらから
The “Jaws” theme on the octobasse – YouTube

このオクトベースは19世紀半ばごろ、フランスの弦楽器職人ジャン・バティスト・ビョームが制作したもの。合計3台作られたうちの2台が現存し、さらに演奏可能な2代のレプリカが存在するそうです。

こちらがいわゆる普通のコントラバス
File:Reitstadel Neumarkt 013.JPG – Wikimedia Commons

こちらがオクトベース。明らかに巨大ですね。

指で弦を抑えるのはムリなので、このようなレバーを使って弦を抑えます。

振動が数えられそうなくらいゆっくり弦が震えているのが見えます。

動画はこちらから。
Up Close With A Curator: Octobasse – YouTube

低い音は楽器の物理的サイズに制限を受けます。19世紀から20世紀にかけてオーケストラ曲が複雑化するにつれ作曲家の「低音への欲求」も高まっていたようでいろいろな低音楽器が作られていました。

ニューヨークの楽譜出版社、カール・フィッシャーの本社にある超巨大チューバ「大カール(Big Carl)」もそのひとつ。誰が何のために作ったのかは謎ですが、2人がかりですさまじい低音を奏でるその姿は圧倒的ですね。
Playing a Titanic Tuba | The New York Times – YouTube

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