科学と技術

狭い屋内駐車場で自由自在な駐車を可能にするマルチドローン・システムの実演動画


普通の駐車場では、隙間なくぎっしり車を詰めてしまうと車を移動させることができません。このため無駄な通路スペースがかなり必要になってしまうのですが、こちらのドローン・システムは適当に置いた車を、勝手に空きスペースに送り込むことが可能です。


こちらのロボットはギリシャ・デモクリトス大学やスイス・チューリッヒ大学の後援の元、ヨーロッパ各国の研究者チームが作り出したもの。従来のフォークリフトやレッカー車のように、1台のマシンを使用するのではなく、複数の小さなロ
ボットを使って車両を移動させるために開発されました。

まず母体となるキャリアロボットが、周囲の空間を3Dスキャンし空きスペースや障害物の位置を確認します。これによって、ロボは遠隔操作されるのではなく、自分で判断して移動できるようになるのです。いわゆる「ルンバ」と同じですね。

空間が把握できたら、移動ロボットが車両下に移動し、車を持ち上げて運びます。前後左右どちらの方向にでも動けるので、入り組んだスペースにも車を入れることができます。

動画はこちらから。
ICRA 2015 AVERT: An Autonomous Multi-Robot System for Vehicle Extraction and Transportation – YouTube

もっともこのシステムは、駐車場不足を解消するために作られたのではありません。狭い屋内駐車場では車両に積まれた爆発物の処理が極端に難しくなってしまうので、人間に被害の及ばない離れたところからそーっと、車をオープンスペースに運ぶことを想定して作られました。とかく自律ドローンは物騒な生まれのものが多いのですが、平和的な使われ方をされることを祈りたいものです。

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