科学と技術

ネットの力でエスプレッソの淹れ方を学習する「ロボ・バリスタ」が開発中


人間がなんとなくできるようなことを、ロボット教えるのは実はすごく大変。いちいち「この関節を○度動かして、こっちを○度、ゆっくり動かしてそれから……」など細かい指示をプログラミングしてやらなければいけないのですが、コーネル大学で開発されているこちらのロボットは、ネットの力を利用して、自分で動き方を考えることができるようです。

機械の動かし方は「レバーを上げる」「ボタンを押す」など基本動作を組み合わせたものです。レバーやボタンの場所を教えてやれば、ロボットでも操作することは可能です。

問題は「蛇口をひねる」「フタを持ち上げる」「コップを置く」……などこの「基本動作」がほぼ無数に存在すること。これをいちいちプログラミングしていたのではいつまでたってもロボットは動き出すことができません。ロボット専用のインターフェイスをもつ専用のマシンを作ればいいのでしょうが、それでは人間の生活空間に投入するのが難しくなるでしょう。

学習システムがイケてないと、こんなにも簡単なことすら失敗していまいます。
「自動スナック菓子食べさせロボットアーム」が全力でスナックを叩きつけてくる失敗動画 – DNA

「Robobarista」はクラウドソーシングを用い、ネットの人たちにこの基本動作をまず集め、そしてそのデータを参照、組み合わせてエスプレッソを入れることに成功しました。

パーツごとに最適な基本動作を探し、応用しています。これはコーヒー豆を挽くマシンのスイッチを「水洗トイレの洗浄ボタンを押す動作」で押しているところ。

ホンダの「ASIMO」に、人間の動きを見せてそっくりマネさせる試みはすでにありますが、人間がモデルだと「人間ができること」しかできません。基本的な動きにバラしてしまえば、色々なタイプのロボットに動きを振り付けることができるようにもなります。

もっともこれだけ大掛かりなものを作ってもまだコーヒーを淹れさせることしかできません。将来はもっと高度なことを学習することができるようになるのでしょうか。動画はこちらから。
Robobarista: PR2 making latte – YouTube

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