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ネコを使って近所の弱そうなWi-Fiルーターを調べさせるハック手法「WarKitteh」


その昔、アメリカのCIAはネコにマイクと通信機を埋め込みベンチで談笑するソ連大使館員を盗聴するという計画に1000万ドルをつぎ込み盛大に失敗したのですが、それを彷彿とされるハック手法が公開されました。


「WarKitteh」はネコの首輪にWi-FiスキャナとGPSを装着し、あとはネコに気ままに過ごしてもらうという手法。
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スキャナで周囲のWi-Fiルーターを調べ、脆弱性の高い暗号化方式を用いているものやファームウェアが古いものなど、ハックしやすいものをサーチし、GPS情報とヒモづけて記録します。

Googleアース上に猫が歩きまわった軌跡と、発見されたWi-Fiスポットの位置を重ねた動画。

あとはその近所まで行けばタダ乗りできるという仕組み。その昔「ウォードライビング」と呼ばれていた手法のネコ版というわけです。

ネコはセキュリティ上の脅威に見えず、デバイスも100ドルほどで作ることができます。ハック手法というよりもセキュリティ意識調査として発案したということですが、以前よりもはるかにたくさんの脆弱なルーターが発見され、結構な危機的状況にあることがわかったそうです。

なお初回の実験では、1日じゅうベランダで静止していたという記録を残してバッテリーが尽きていたとのこと。アクティブなネコを利用するのが成功の秘訣ですね。

ソース:How to Use Your Cat to Hack Your Neighbor’s Wi-Fi | Threat Level | WIRED

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