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イラク戦争中に米軍前線基地で営業していたファーストフードブランド・トップ10


食事は兵士の数少ない娯楽のなかの一つ。味気ない給食だけではなく、できるだけ故郷と同じものが食べられるようイラクの基地にはフランチャイズが出店していたり、軍の補給部門がブランドから委託を受けて経営していたり、色々な形態のファストフード店がありました。


10. ピザハット

イラクで最も初期に操業を始めたチェーンで、最初はバスラ近くのイギリス軍基地で操業を開始。クウェートのフランチャイジーが運営しており、国防総省のプレスリリースでは「毎日常に50人から75人が列をつくる」とのこと。ドラマ「ジェネレーション・キル」で出撃の前に特別に振る舞われたのが印象的でした。

9. バーガーキング

世界第2位のハンバーガーチェーン。2003年からタリル、ティクリート、バラド、カークック、タジ、キャンプ・リバティーなどに出店。

8. マクドナルド

文化浸透制作の一貫としてイスラム教徒でも食べられる「異文化対応型」マクドナルドがバクダッドに登場するも、クルドの闘士スレイマン・キャサブによって「マドナル(MaDonal)」なるニセモノが各年に出店したため市場独占という感じではない様子。ちなみにキャサブはマクドナルドのフランチャイジーになろうとしたところ、手続きが途中で止まってしまったとのことです

7. タコベル

メキシカンフードの「タコス」を提供するチェーン店。2005年7月にイラクのキャンプ・タジ内に出店して以来、故郷の味を兵士に提供し続けました。

6. サブウェイ

こちらもよく見かけるファストフード・チェーン。細長いサブマリン・サンドイッチを提供しています。インドとバングラデシュ出身の店員が働いているのが確認されているそうです。

5. デイリークイーン

ハンバーガーとアイスクリームというすごい組み合わせのファストフードチェーン。日本にも一時出店していました。

4. バスキン・ロビンズ(31アイスクリーム)

こちらも著名なアイスクリームチェーン。ちなみにオバマ大統領は学生の頃、本土のバスキン・ロビンズでバイトしていたことがあるそうです。

3. シナボン

日本にも出店している菓子パン類のチェーン店。軍施設からは撤退していますが、その後も中東で出店数を増やし続けています。

2. コカ・コーラ

あまりにもアメリカを象徴しすぎているので敵意を持たれることもあるメーカー。鏡に缶を写して読むと、波模様が「ノー・アラー」に見える、という噂が流れたりしてイラクでの展開は苦労したようです。

1. ペプシコ

50年代からイラクで操業していましたが、湾岸戦争後にその権利を失いイラクの現地企業となりました。以来しぶとく生き残っています。

兵士たちはメシがまずいとすぐにファ○キンを連発しながら自炊しようとするので、こうしたファーストフードはストレスの多い兵士たちには相当な癒やしになります。

一方、輸送量が多くなって必要なものが運べなくなったり、兵士の緊張感を失わせるという批判もあります。2010年4月、アフガニスタンの米軍は基地のファーストフード店を閉鎖し、たるんだ雰囲気を引き締めようとする騒ぎがありました。

ちなみに種類が豊富なのは福利厚生の向上はもちろんなのですが、兵士いわく「基地に入れたのが1ブランドだけだと独占禁止法的にマズいからじゃないか」とのこと。色々考えることが多くて大変そうですね。

ソース:10 Junk Food Brands That Made a Buck in Iraq

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