アートとデザイン

テコの原理で誰でも簡単に薪割りが出来るフィンランド製のオノ「ヘイキ・ヴィポキルヴェス」


木を縦に割る「薪割り」は見た目に反してなかなか難しいのですが、ちょっとした設計の妙技で初心者でも比較的簡単に薪割りが出来てしまう北欧・フィンランド製のオノ「ヘイキ・ヴィポキルヴェス(HEIKKI VIPUKIRVES)」です。フィンランド南部の森を一人開墾し続けたある男性がバールをヒントに考案し、15年の試行錯誤の末誕生したというオノ。なかなかのスグレモノです。

4. オノのヘッド部分が不思議な形状をしている「ヘイキ・ヴィポキルヴェス」。この形に大きな意味があります。

3. オノの仕組みを分かりやすく解説した図。重心を少しずらすことでオノを振り落とした直後にオノが傾き、テコの原理で割れた薪がきれいに裂けるという仕組みになっています。

コツとしては、オノを振り下ろした直後にグリップを弱めること。そのことによってより薪が割れやすくなるのこと。

5. また、このように振り下ろしたオノは横に傾くためうっかりミスしても足を切り裂きにくくなります。もっとも金属のカタマリがぶつかってくるので相当痛いと思いますが……

こちらのスローモーション動画は、オノの仕組みやどのようにして薪を割っているのかがよく分かる内容となっています。
Vipukirves slow-motion video, part 3 – YouTube

2. ちなみにこちらが、このオノを考案した ヘイキ・カルナ 氏。

こちらは機械とスピード競争をしている動画です。約30秒くらいから競争が始まります。カルナ氏頑張っていますよ。
Vipukirves – speedtest – YouTube

またこちらの公式サイトではオノの使い方が詳細に解説されています。(※ ただし、フィンランド語なので気をつけてください)
Vipukirves – puunpilkontaohje

ソース:薪割り斧 HEIKKI VIPUKIRVES ヘイキ・ヴィポキルヴェス公式ウェブサイト

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