科学と技術

[字幕動画]1990年代のアメリカ軍による新小銃開発プロジェクト、ACR(Advanced Combat Rifle)計画を詳細に解説する当時の広報用動画


現在米軍が使用しているM16シリーズのライフルは、60年代に登場して以来、改修を続けながら50年近く使用されています。これを90年代にリフレッシュさせようとしたのがACR(Advanced Combat Rifle 先進戦闘ライフル)計画。結局のところは「M16を超えるメリットがない」とボツになりましたが、今の目で見ても未来的な小銃がいろいろ試験されたのです。

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ACRにはM16の設計者ユージーン・ストーナー率いるAres社とマグダネル・ダグラス・ヘリコプター・システム社も参加していましたが、この2社は途中で脱退してしまいました。

その他試作もM16A2の性能を超えることができず「兵器としてのライフルは、その性能のピークにあるのではないか」という報告が陸軍歩兵学校によりまとめられACR計画は終了しました。なお、同報告で「爆発する弾頭であれば性能向上の可能性がある」とされたことからOICW計画がスタートし、目標直上で炸裂弾を使ったXM29に繋がっています。

これとは別に特殊作戦司令部(SOCOM)が、2000年代はじめに小銃の開発依頼を行いFN社のSCARが一部部隊に導入されたようですが、予算不足もあり全軍の小銃を置き換えるまでには至っていないようです。

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