アートとデザイン

[閲覧注意]子どもの目から見た風のイラストで危険なエログロサイトを再現した啓蒙キャンペーン


インターネットには非常にショッキングなコンテンツがたくさんありますが、もし監督者なしにそういうものを見てしまった子どもはどんな影響を受けるのでしょうか……ということを考えさせられるキャンペーンの画像がこちら。実際の有名なエログロサイトを子どもの目から見たイラストで表現しているというちょっと過激なものとなっています。


これらのサイトはしばしば「面白いサイトを見つけたよ!行ってみて!」というイタズラに使われるということで、子どもたちがそれと知らずにうっかり見てしまうということがあります。

こうしたサイトが蔓延している以上、監督者なしに子どもがインターネットにつながるのは果たして安全なことなのでしょうか。表現の自由と対立することでもあり、難しい問題です。

以下、リンク先はいずれもWikipediaの解説ページにジャンプします。

1. 2 Girls 1 Cup
2人の女性が排泄物を口に入れるというグロテスクな動画。2007年にネットに表れました。動画そのものも有名ですが、これを知らない人に見せてその驚きのリアクションを撮影した動画がたくさん制作されています。

2. Goatse.cx
裸の男性が尻を突き出して立っており、肛門を左右に両手で広げている動画を含む画像集

3. Lemon Party
3人の老人が性的行為を行っている画像が掲載されているサイト。

これらのキャンペーンはルーマニアで女性や子どもの人権を啓蒙しているBeneva Foundationによるもの。

他にも刺激的なキャンペーンをいろいろ展開していて、こちらはバットと花束を組み合わせたものを花屋の店先に置くという、いわゆる「家庭内暴力(DV)」についてのキャンペーンです。ルーマニアでは女性の4人に1人が家庭内暴力の被害にあっているそう。「女性はバットで殴られてばかりで花束を受け取ることがありません」というコピーでこうした広告が作られました。
Beneva Foundation – The Bat Bouquet – case study – YouTube

ところで、このポスターの絵はいったい誰が書いたのでしょうか。イラストレーターとして「Oana Tudora」という名前が挙げられているので、まさか実際に子どもに描かせたものではないと思いますが……。

ソース:Beneva Foundation: 2 Girls 1 Cup | Ads of the World?

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