科学と技術

「紙のように薄いスマートフォン」も実現可能、曲げられるE-ink液晶を研究者が開発


紙のように薄く、曲げられる液晶タッチパネルを研究者達が作ってしまいました。ディスプレイを丸めてポケットに入れられる時代がそろそろ近づいて来ているようです。


これはカナダ・クイーンズ大学とアリゾナ州立大学、そしてE-inkディスプレイの製造企業が合同で開発したもの。タッチパネルとして利用でき、スマートフォンなどのデバイスで必要になる機能はほぼすべて網羅しているそうです。

通常の液晶とは違い、インクの粒子に似た表示の「E-ink(電子ペーパー)」方式を採用、バックライトが必要なく、表示を変更するときのみ通電するので非常に低消費電力となっています。また見ての通り非常に薄く、曲げることもできるため腕に巻いたりジャケットに貼り付けるということも可能。太陽光の下でも見やすく、まさにモバイル向けのデバイスといえそうです。

動画はこちらから。強く曲げたときにタッチパッドが反応してしまっているように見えます。圧力がかかるので当たり前ですが、さらに改善されていくことでしょう。
YouTube – Paper computer shows flexible future for smartphones and tablets

モバイル機器のディスプレイとして有用なのはもちろんですが、研究者によると「大量生産して文字通り「紙」として使うことを想定している」とのこと。現在のオフィスにある書類とまったく同じように、重ねて積んでおけるデバイスになるようです。

いくら技術が発達して新しい表示デバイスが現われても、人間のほうは昔からのやり方をすぐに変えるという訳にはいきません。慣れ親しんだ「紙」というインターフェイスの扱い方はそのまま、こうした電子化が進んでいくのは必然だと思います。いつかは何かまったく別の形になるのでしょうが、過渡期に出てくるプロダクトはいつ見ても面白いものですね。

ソース:PaperPhone: The smartphone made out of paper that will shape with your pocket | Mail Online

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