科学と技術

武骨だけれどそれがいい、東側諸国のスナイパーライフルいろいろ


東側諸国の銃火器は西側とはまったく違った設計思想で作られておりディープなファンが多いのですが、中でも性能を突きつめたスナイパーライフルは特に武骨でユニークなものが多いように思います。そんな東側の狙撃銃をいろいろ集めてみました。

ドラグノフ狙撃銃

600m程度の比較的近距離の目標を速射狙撃するために開発された、東側を代表するといっても過言ではない軍用狙撃銃。東側の様々な国でバリエーションやクローンが生産され続けています。

ロシア軍だけでなくあらゆる旧ワルシャワ条約機構軍で使用されてきました。左側の二人の狙撃銃がドラグノフ。

木製の銃床が長らく使われてきましたが、近年ではこのような黒いプラスチック製のものになりました。

また、折りたたみ式の銃床のモデルも有り。取り付け部がグラつくのを嫌う狙撃銃としては珍しいモデルといえます。

弾薬が7.62×53Rmmから9.3×64 mmに強化されたK型。

光学機器を装着するマウントが伸ばされるなど近代化も行われているようです。

軽量で持ち運びやすいというのがドラグノフのコンセプトでしたが、それを押し進めたのがこのSVU。ものすごくムリヤリな改修に見えます。

ドラグノフと極めてよく似ていますが、これはルーマニアのSPL狙撃銃。

OSV-96

第2次世界大戦中から、ロシアでは対戦車ライフルが発達しておりドイツの戦車兵を苦しめてきました。その後、一時姿を消しますが狙撃の長距離化や対テロ上の必要性から「対物ライフル」として10mmを超える大口径の狙撃銃が近年多く開発・採用されるようになってきました。

OSV-96は12.7×108 mm弾を使用し対人1200m、対車両で2000mまで狙撃できるライフルとして、ドラグノフではカバーできない距離を射撃するために採用されたそうです。


こちらもプラスチックなどを多用し近代化。

巨大なマズルブレーキがもうたまりません。

実際の射撃ムービーはこちらから。

YouTube – ОСВ-96 12.7мм

VSS

冷戦真っ只中に開発された兵器には結構トンデモなコンセプトのものが多いのですが、このVSSもその1つ。「400m以内から敵の防弾チョッキを貫通する完全消音狙撃銃」というかなりムチャな要求を満たしており、特殊部隊の隠密作戦に今でも使われています。

狙撃銃としては異様に短い銃身にサイレンサーの組み合わせ。しかもフルオート射撃が可能と、西側の設計思想とは明らかに異なっています。

近代化バージョン。

特殊部隊御用達になるのも理解できますね。

SV-98

ドラグノフの600mではちょっと射程が短い、ということで開発されたボルトアクション式狙撃銃。西側で主流のピカティニーレールマウントを装備していたりするなどちょっと東側らしくないともいえるライフルです。


MTs-116M

7.62x53Rを使うボルトアクションライフル。元々射撃競技用に作られたMTs-116を戦闘用に改修したもの。非常に高価なのであまり使われていないらしい。

SVK

1980年後半、6mmの高速小口径弾を用いた狙撃銃がソ連で開発されていたそうです。100mの10発伏射で5.5cm、うち5発は2.3cmにまとまるという性能を見せましたが資金難に陥ったため開発は中止されました。

ソース:Оружие русского снайпинга :: NoNaMe

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