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ロンドンの警官は238項目のチェックリストを消化しないと出動することができない


2005年7月7日に実行犯4人を含む56人の死者・700人の負傷者を出したロンドン連続爆破事件では、到着した消防署員が安全確認のため40分間も現場に入れずに負傷者の搬出が遅れたなど、官僚主義的な対応が批判されました。事故の調査は現在も続いているのですが、先日、ロンドンの警視庁の書類が流出、なんと238項目に渡る安全確認リストを消化せねばならないことが判明しました。私達一般人の目から見ても「こんなどうでもいいことを確認しないといけないのか!」といい内容になっています。


このチェックリストは、出動する警官が現場における潜在的な危険を確認するためのもの。「現場の環境」や「交通手段」など13のカテゴリに分けられており、スポーツの試合の警備からテロ対策への出動を含むあらゆる出動において記入・提出が求められるそうです。

事前の打ち合わせとして現場の状況を確認することはよくありそうなのですが問題はリストの中身。「滑りやすい」「日焼けのおそれ」「受動喫煙」「制服を着用した際の危険」など、かなり些細な項目をチェックしなければならないようになっています。書類は10年間保存され、もし記入が不十分であったとみなされれば処罰を受けそうです。

これがそのチェックリスト。現場に行くときは必ずこれを書かなければいけない。

関係者によると「かなりグレーだが未記入で現場に行くのも黙認されていて、後でレポートを追加することもある」とのこと。7月7日の爆弾テロでは、この手続きを盾に出動を拒否した署員がいたようです。

現在のロンドン警察ではこの手続きが、リスクを避けて保身するための隠れ蓑になっているとのこと。また、昨今の「訴訟ブーム」や保険会社の影響も、こうした手続きが見直されない原因となっているそうです。

命令に不適切な部分がないかどうかというのは、あらゆる組織で常に問われることで、こうした書類や手続きは外部からの検証のためにはもちろん重要なことですが、こうした「手続きのための手続き」が組織を腐らせるのも、洋の東西を問わないようです。

ソース:The 238-hazard checklist police must fill in before they can leave the station | Mail Online

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