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「たこフェリー」として親しまれた明石淡路フェリーが11月で運休、移動が大幅に不便に


兵庫県明石市~淡路島岩屋間をむすぶ明石淡路フェリー、通称「たこフェリー」は9月21日から運行便数を4割削減するなど経営不振が続いていましたが、ついに今日、国土交通省神戸運輸監理部に航路の休止を届け出ました。


明石淡路フェリーは明石港~岩屋間を約20~25分で結ぶフェリー。

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2000年に第3セクターとして設立された明石淡路フェリーですが、明石海峡大橋開通の影響は大きく、2005年度以降は赤字経営が続きました。近年は原油価格の高騰やETC利用者の増加にともなう経費増・顧客減もあり2010年9月上旬にダイヤを大幅減便、明石市に会社の清算を申し出、2隻のフェリーのうち「あさしお丸」を1億円で売却しました。

明石市は、平行して運行する「淡路ジェノバライン」に合併・統合を打診していましたが、明石・淡路両乗り場の借地料計3600万円を行政が負担することとしたジェノバ社の条件に対し行政の対応がまとまらず交渉は難航。その間も赤字が膨らみ続け、ついに今日明石淡路フェリー社は国土交通省神戸運輸監理部に航路の休止を届け出ました(PDF)。社員は全員が解雇、残ったフェリーも売却されることが決定しています。

淡路海峡大橋は「自動車専用道路」であるために、原付や125ccまでの小型自動二輪車、自転車などの軽車両が走行することができないばかりか、フェリーと比べて利用料が自動車で約300円、バイクでは約1000円高くなります。

また出入り口も明石からは大きく離れていることから決して利便性が高いわけではなく、下図のように、幹線道路からやや離れた赤丸のところから自動車専用道路に乗らなくてはなりません。明石市内の各種官公庁ないしは出張所に用のある島民にとっては大変不便なルートです。

淡路島1周コースは関西での自転車・バイクのツーリングルートとしてはメジャーなのですが、今後はそういう目的で訪れる人もぐっと減るのではないでしょうか。経済的にも観光資源としても大きな痛手となりそうです。

トップ画像:ファイル:TAKO Ferry 01.JPG – Wikipedia

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